真田広之 太平記鑑賞メモ(初めて大河ドラマを見る!)

太平記鑑賞メモ+ストーリー整理。ほぼ自分用。日本史知識0なので間違った事も書いてると思いますがご容赦下さい。

2話「芽生え」

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もうここから真田さん一色ですからね。楽しみしか無いです。

前回、登子と出会い一目惚れ状態の高氏が緊張しまくりなのと、母に嫁はとらん!と言ったけど…ってなってるのとっても可愛い。父親と喧嘩をしたけど、誰に何を言われようとも鎌倉を出れるワクワク感が上回っている高氏を見るとどんな人物だったのかが見えてきてとても良い回でした。

しかし、旅に出たはよいものの、足利が民から憎まれている事を実感する高氏、切ない瞬間だった。そんな事もあったけど、相変わらず有能な右馬介と共にいざ京へ参らん。

弟直義はお家で泣いてないやろかと心配。あとあの山伏は何者なのか、新田義貞との関係は?とこれからが気になるところだ。

登場人物整理

足利貞氏

内管領長崎の騒動から、これは良い機会と高氏を鎌倉から出す。父は一枚上手。

上杉清子

高氏の事を心配するが、京への手配は手伝ってくれた。可愛い子には旅をさせよ精神。

足利高氏

なんやかんやで鎌倉から出る口実ができてワクワクがおさまらない。道すがら出会った旅一座との一件で、弓の名手である事が判明。赤橋登子の事が気になる。

足利直義

お兄ちゃん直義を置いてかないでって家で泣いてると思う。ブラコンのTHE弟なので。

一色右馬介

好奇心旺盛すぎる高氏に手を焼きながらも、ぬかりなく身の回りの世話をしてくれる超スーパー有能側近。

長崎円喜

北条本家の家臣内管領。執権、連署(副執権)と並ぶ実力者。高氏の一件で足利貞氏を呼びつけ謝罪させる。足利家をねじ伏せてやりたい。

赤橋登子

高氏にもう一度古今和歌集六帖を貸してあげる。きっと登子も高氏を気になってる。北条血筋の良家、令嬢。

青年になった石は旅一座の弓矢を追いかけて取るという芸をしている。

藤夜叉

石の幼馴染。同じく親を亡くして、一座に拾われる。

日野俊基

怪我をした高氏を介抱し、京へと誘う。謎の山伏。

新田義貞

なぜか町のはずれで山伏と会っていた。

ストーリー整理

鎌倉幕府は将軍に力はなく、執権、連署内管領の三人での権力闘争となっていた。

足利の屋敷では、弟直義が闘犬の一件を知り激怒している。右馬介に詰め寄るが、母よりもう済んだ事なのだから鎮まりなさいと言われる。

赤橋の屋敷では高氏が登子に古今和歌集を返そうとしているが、出かけ際とは打って変わって何やら緊張した面持ちだ。古今和歌集の歌について登子は意見を求めるが、高氏は正直に読んでいないと伝え、もう一度本を貸してほしいとお願いする。帰り際、母に告げた北条家の者を嫁は取らぬと言い放った事を思い出しながら、馬を走らせ家路につく。

次の日、将軍御座所で奉公していると同僚に闘犬での事を世渡り上手だと言われるが、返事はせぬ。

屋敷への帰り道、念仏を唱える僧侶一行に出くわす。長崎のご一行と鉢合わせし、送料一行を襲う。最初こそ耐えたが、正義感から高氏もその場に加わる。長崎が見え、相手が高氏とわかるとその場を収めて去っていった。

怪我をした高氏を同じくその場に居た山伏が手当をする。高氏が、この状況を幼少期の御神体の木切の話と一緒だと不満を言うと、では京へ来てみないかと誘いを受ける。山伏より、京へ参る際は醍醐寺を訪ねよと書き置きをもらう。

山伏はその後、日野俊基と名乗り新田義貞と会っていた。

屋敷に戻ると、すでにこの一件に火がついており父が事態の収拾をしていた。高氏のことだ事情はあるとは思うが母は父に謝れと言う。

こちらの落ち度などなく、父の行動に怒り心頭の高氏は母を振り切り父の元へ向かう。父に事のいきさつ、こんな鎌倉にはいとうないと口早に伝えると、父より明日にでも出て行けと告げられた。

その夜、縁側で高氏は古今和歌集を片手に考え事をしている。弟の直義が来て、謝るなら今ではないかと言うが、そんな心配をよそに高氏は良い機会とばかりに鎌倉を出る決心をする。

翌日貞氏は長崎に息子を鎌倉から出し、伊勢へ向かわせると報告する。長崎は思惑とははずれたと訝しげだ。まだまだ貞氏が一枚上手という事か。

高氏一行は馬に乗り伊勢へ向かう。右馬介は、なにも伊勢へ参らぬとも三河で身を休めほとぼりが冷めたら鎌倉へ戻りましょうと提案するが、高氏の耳には全く届かない。伊勢へ行ったあとは、京へ行くとまで言う。

道中、旅一座と出会う。矢を追う芸をする石に弓を渡され、高氏は受け取る。弓をひき矢を放つとみるみる飛距離をとばし、とうとう石は追いつけなかった。悔しいので、もう一度と食い下がるが高氏は応じない。腰に据えた刀の紋から憎き足利家と知る。手に持っていた弓で高氏を狙うがはずれ、右馬介の登場で石は逃げ去る。この事で、高氏は足利が多くの民達から憎まれているのだと実感する。

石は宿に戻り幼馴染の藤夜叉に足利家が憎い、武士が憎い全て滅ぶ戦いが起こればよいとこぼす。

1324年、高氏一行は伊勢を経て京へ辿り着く。高氏は期待で胸いっぱいだ。