真田広之 太平記鑑賞メモ(初めて大河ドラマを見る!)

太平記鑑賞メモ+ストーリー整理。ほぼ自分用。日本史知識0なので間違った事も書いてると思いますがご容赦下さい。

4話「帝 ご謀反」

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正しい道を進もうとする高氏の信念には感服ですが、周りの大人たちのあたふたぶりを見て、親の心子知らずというのか。でも、悪いことをしているわけではないのでただただ行動派の高氏に手をやきっぱなしというか。皆さまご心労が絶えませんね。右馬介さん特に毎日命が縮みっぱなしですね。直義は相変わらずお兄ちゃ〜〜〜んでした。

石の心知らずの藤夜叉は罪な娘だね。藤夜叉と石と高氏の勝ち目のない三角関係には目を光らせていきます。

あと、うにうに動くお馬ちゃんの上で真剣な話をする真田さんが可愛いかったな。

後醍醐天皇って学校で習ったけど、後継争い色々大変だったんですね。全く覚えてないや。そこに幕府がかかわってくる事で、話がさらにややこしくなっていく。学びなおし楽しい。

人物整理

足利高氏

日野との繋がりを疑われ大騒動へと発展する。日野の肩を持つ。

一色右馬之助

今回はまじで命が縮んだ。最後まで縮みっぱなし。

足利貞氏

息子の事でまた奔走。父親は大変だ。

上杉憲房

甥っ子の火消しに六波羅へ出向く。

日野俊基

ついに六波羅に捕まってしまった。

後醍醐天皇

北条から政権を取り戻したい。今回の失敗をどうリカバリーしようか。

佐々木道誉(判官)

何やら怪しげな動き。近江へ逃げる。

長崎円喜内管領

こちらも何やら怪しげな動き。高氏を捕らえる。

連署

貞氏の方をもつ。

北条高時

面倒ごとが大嫌い。

足利直義

お兄ちゃ~~~~ん。

藤夜叉

高氏への叶わぬ恋。

藤夜叉への叶わぬ恋。日野の命を受ける。

 

ストーリー整理

1318年後醍醐天皇即位。彼は武家政治から実権を朝廷に取り戻したいようだ。後嵯峨天皇が後継を決めず亡くなったため、持明院統大覚寺統天皇の座の争っている。そこに干渉してきたのが幕府。後醍醐天皇はこの事をよく思っておらず彼は討幕を目論んでいる。

1324年(元亨4年)9月19日土岐頼兼らの幕府転覆の計が露見し、六波羅が兵を総動員した正中の変がおこる。鎌倉幕府にも激震が走る。

その騒動の最中、高氏はなんとか上杉家へ戻る。馬之助は安堵と怒りで崩れ落ちる。高氏は右馬介と日野について2、3意見を交わす。高氏は「日野殿におうて、この京を見て少しわかった。世の中は動くぞ。動いておるのじゃ。」と馬之介に言うが、日野との密会を六波羅に密告した者がおり、その火消しに上杉が奔走している事、そして若殿も六波羅へ召喚されるであろう事を告げる。

その頃、佐々木道誉はいち早く近江の屋敷へ逃げ出していた。花夜叉に向かって「わしは新しいもの好きじゃ」と楽しげに話をしている。花夜叉は日野に恋文を書いているが、道誉はよせと言う。すかさず、日野様ももはや新しくないのかと彼女は口を挟む。道誉は、そうではないが目立ちすぎだと吐き捨てる。花夜叉は、道誉は元々鎌倉と縁が深い故、日野や土岐それに高氏を鎌倉に引き渡したのだろうと続ける。それを聞いた道誉はおまえは面白い白拍子よのと答える。

藤夜叉は高氏へ文を書いてる。そこへやってきた石は、先程立ち聞きしていた道誉の言葉を投げかける。藤夜叉は怒ったように手をあげる。石は、あの夜以来顔には足利高氏様と書いてあるぞと言う。藤夜叉は高氏とのあの一夜の思い出を語るが、それ以上何もないのだと儚げに笑う。石はほっとしている。

花夜叉から石へ日野の元へ行くようにと伝言が入る。

京の六波羅探題にて、高氏は日野の件で尋問を受けている。高氏は全てを否定する。右馬介は貞氏への早馬で伝言をつかわす。貞氏は屋敷にてその状況を知る。

貞氏は幕府へ赴くき長崎に会う。長崎は誰も高氏が謀反に加わったなど思わんだろうと言う。連署もそのようなことはないだろうと口添える。貞氏は執権にもよろしくお伝え下さいと二方に言うのがやっとだ。連署は貞氏の肩を持つが、日野の後ろは帝なれぞと伝える。

京・内裏では幕府へのら釈明内容を思案しているが、立場を悪くする詫び状などは送りとうないと後醍醐天皇は言う。公家たちは日野を切るべしと伝える。全員を退出させ育ての親である吉田定房に意見を聞くが、今は時至らずだと言う。

京では石が日野の所に着く。糸の紡ぎ方などたわいのない話をしている。本題に入り、石はこれから安全な場所にお連れすると言うが、日野は逃げるつもりはないと断る。誰かが北条を倒し良い世の中が来ると言う。石はその良い世の中とは何かと尋ねる。米を作るものが家を焼かれず、母親が殺されず、穏やかに暮らせる世の事だと答える。何か自分にできることはないかと石は言う。河内の楠木正成に渡してくれと石に小太刀を預けると、日野は六波羅に連れていかれてしまった。

六波羅探題にいる高氏はようやく解放されたようだ。玄関先で捕らえられた日野を目撃する。右馬助と共に急ぎ鎌倉へ馬を走らせる。10月半ば2ヶ月ぶりに藤沢付近に戻るが、高氏はこのまま鎌倉で奉公は出来ぬと言う。京見た様々事が彼を大きく変え、そして藤夜叉が忘れられぬと右馬介に大声で叫ぶ。

向かいから馬がやってきた。鎌倉の命により遣わされた侍所だと言い、高氏を捕らえた。

鎌倉にて長崎は執権高時に京での出来事を報告している。高時は、朝廷の取り調べはよいが謀反が証明された時にはどうするのかと尋ねる。軍を送り帝の退位を迫ると長崎側は言うが、高時は納得いかぬようだ。こちらが軍を出すと金がかかり、退位後には後継を選ばなくてはならぬ。面倒は嫌だという。面倒は円喜が考えると言う。その面倒の上に高氏まで捕らえ面倒が過ぎるのではと高時は告げるが、この裁きで足利が何を企んでいるかわかるかも知れぬと円喜はしたり顔だ。

鎌倉・足利邸では、直義が血相を変えて父貞氏にかけよる。高氏が侍所に捕らえられたという知らせだ。貞氏は即座に馬で侍所へ向かう。高氏は牢屋で怒りに震えていた。