真田広之 太平記鑑賞メモ(初めて大河ドラマを見る!)

太平記鑑賞メモ+ストーリー整理。ほぼ自分用。日本史知識0なので間違った事も書いてると思いますがご容赦下さい。

1話「父と子」

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さてさて、鑑賞開始。

1話目なので、時代背景と政治の状況や御家人達の力関係などがメインに描かれています。何となーく、これから何が始まるのかがわかった。(学校で何を学んできたんだと悲しくなったが、脚色もあろうが、もう一度歴史背景の学び直しだ…。)

時は鎌倉時代とにかく北条家が実権を握りのさばっている。そして蜜月関係にある足利家を憎む者も多い。しかし、いつの日かこの関係に終止符を打つべく足利貞氏は準備を進めているのであった。

前半は幼少期なので真田さんは出ず。後半青年期で登場。出てきた瞬間からピッカピカだし、演技も仕上がってるし最高です。後半に出てくる真田さんが可愛すぎてこれから後49話あると思うと嬉しくて飛び跳ねそう。最後の登子と会うあの一瞬の緊張した姿、言葉発せぬとも目と体で伝わる演技の素晴らしさは相変わらず良いですね。

 

登場人物整理

足利貞氏

足利高氏の父。幼い頃、天下を取れない事を知り自害した父家時の姿を見ている。今は北条の言いなりのように見えるが、動く時を見定めている。和歌には興味がない。方々への立ち回りが非常にうまい。

上杉清子

貞氏の側室、高氏と直義兄弟の母。京出身、本姓は藤原氏。子供思いで、いつも一枚上手の母。

足利高氏

貞氏と清子の息子、直義の兄。幼少期より好奇心旺盛。自分の考えをしっかり持ち誰にも臆せずものを言う。足利の立場を理解し行動するが、時に正義感が勝ってしまう事もある。北条が牛耳るこの世の中をよく思っていない。

足利直義

貞氏と清子の息子、高氏の弟。とても兄が好き。いつも兄の事を思っている。THE弟。

一色右馬介

幼き頃北条からの残党狩りにあったが、人知れず貞氏に助けられた。三河に身を寄せていたが、高氏の側近として使える為戻ってきた。高氏の兄であり父のような存在感。

新田義貞

高氏が幼い頃新田の領地で2人は会っている。得宗家(北条家)を憎んでおり、蜜月関係にある足利をも敵視している。高氏元服後、2人は再会する。

北条高時

執権、得宗。ほぼ、この時代の実権を握っている人物。高氏元服の際の烏帽子親。闘犬好き。自分の気に入らない事があれば、超嫌がらせをしてくる。

守邦親王

鎌倉幕府9代征夷大将軍。今のところ全く影が薄い。

幼少期に足利領地の武士と思われる者に家を焼かれ親を失う。足利家を心底憎んでいる。旅一座に拾われ育つ。

ストーリー整理

1305年、北条家に謀反を計画していたのがばれて着の身着のまま貞氏の屋敷に逃げ込んできた吉見一党。北条に盾突くわけにもいかず、敷地より追い出すが、貞氏はこの時人知れずひとりの少年を保護する。

後にこの行いに疑惑がかかり、内管領長崎高綱に睨まれるが、貞氏はシラを切り通す。時を同じくして、側室清子との子、又太郎(のちの高氏)が誕生。

1316年、少年高氏は弟や取り巻きを連れて新田の領地にいた。祠の御神体を見てやろうという算段だったが、小さな神殿をあけると出てきたのはただの木切であった。この事が彼の考え方に大きな影響を与える。

祠の外では、新田小太郎(のちの義貞)と対面する。新田家は源氏の頭領で、北条の行いを憎み敵対視している事を告げる。

いよいよ喧嘩がおさまりそうになくなった時、川の向こうから足利の者が参上し、新田達は散り散りに逃げ出した。

助けに入ったのは、昔貞氏に助けられ三河へ身を寄せていた一色右馬介であった。屋敷へ戻り父より右馬介を兄や父と思うてこれから頼れと言われる。

この頃、米倉を襲う悪党が出没しており足利家の倉も狙われた。犯人は得宗の家来だが黒幕はわからぬまま。大事にはできぬと貞氏はこの者達を放免する。それを影で見ていた高氏は歯痒い思いをする。

美濃国にて、家を焼かれ母を殺された少年がいた。足利領地の武士と見られるもの仕業のようだ。通りかかった旅一座に拾われる。この出来事で足利に恨みを持ち育つ。

鎌倉にて、高氏の元服の儀が執り行われた。烏帽子親は執権北条高時である。権力を見せつけるように高氏に強く当たっている。

1324年、将軍御座所にて北条高時の趣味である闘犬の会が催されている。つまらなそうに参加していた高氏を見つけ、闘犬を引けと命じる。

高氏は闘犬に引き摺り回され、笑い物にされ、さらには腕を噛まれて怪我を負う。この事、家のものには申すなと右馬介に告げる。またこの時、新田が宴の席にいた事を確認する。

屋敷に戻ると、嫁取りとは何のことぞと弟が血相をかえてやってきてきたが、寝耳に水だ。父と母に北条家の姫君と婚姻関係を結ぶなどあり得ぬと強く断る旨を伝えるとあっさりと承諾される。そのかわり、母の代理で古今和歌集六帖の写本を赤橋家に返すよう命じられる。

気乗りせぬまま赤橋家に向かうと、兄君はおらず妹の登子が代理にと出てくるが、一目見てその姫君に興味を抱く高氏であった。