真田広之 太平記鑑賞メモ(初めて大河ドラマを見る!)

太平記鑑賞メモ+ストーリー整理。ほぼ自分用。日本史知識0なので間違った事も書いてると思いますがご容赦下さい。

3話「風雲児」

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きゃー、赤井さん出てるんですね。熱血漢を演じる赤井さん好き。(高校教師見てそう思った)清水寺に八坂に京の町はかなり親近感がわくわ。醍醐寺と伏見の間結構遠いけど、馬で行くとどれくらいかかるんだろう。

3話から既にすごく大きく物語が動くワクワク感があっていいですね。日野さんが何者かもわかってきたし、楠木、佐々木と血気盛んな人物も出てくるし。

あと、藤夜叉は石の事はただの幼馴染なんですかね。高氏の手を取って、私も手を取りたいわと思いながら見てました。色恋沙汰も今後どうなるのかとっても楽しみ。あと真田さんの着物の袖口の紐を口で引いてるのシーン好き。

榎木孝明さんのインタビューに真田さんとのお話がありました。興奮して止まらぬ馬を鎮める為、カットかかってもずっと2人で走っていたみたいです。真田さんは日本でも指折りの馬乗りだとか。

NHKアーカイブス

榎木孝明 | NHK人物録 | NHKアーカイブス

登場人物整理

足利高氏

貞氏より家を追い出されたが、これは好機と意気揚々と京の町へでてきた。日野に出会った事から運命が動き出す。

一色右馬介

高氏の側近。高氏の世話に手をやきながらも、何だかんだ京の町を満喫中。

上杉憲房

母清子の兄。高氏を預かる。退屈な男。

後醍醐天皇

民を一番に思う。北条をよく思っていない。

四乗隆資、文観、花山院師姸賢

後醍醐天皇の遣い。

日野俊基

後醍醐天皇の遣い。北条を打ち負かしたいと高氏に告げる。

楠木正季

楠木正成の舎弟、熱血漢。北条勢にも負けず、騒動があっても一喝してその場をおさめる。

佐々木判官

立花を嗜み、豪快な人物。日野側。

花夜叉

一座を取り仕切る座長。佐々木が面倒をみているようだ。

藤夜叉

花夜叉のもとで舞を踊る。高氏の面倒を見よと言われ夜をともにする。

ストーリー整理

1324年(元享4年)9月、高氏は京へ入り母の兄である上杉憲房の元へ身を寄せた。茶菓子はうまいが伯父の話は退屈でおもしろうない。早速、今日も右馬介と町へ繰り出すが、連れて歩かれるのは寺社巡りばかり。高氏はそんなことに興味はない。

町を歩いていると女を乗せた御所車が通りかかる。右馬介は行列の少年としょうもないやりとりをしているが、高氏は近くの人だかりが気になった。聞くと、米の不作と価格上昇への対策として、帝が商人から米を買い上げ一定の価格で民へ分けていると言う。幕府は六波羅探題に銘じて、帝が対応されることではないと進言したがこれは民の為と聞く耳を持たれなかった。右馬介はこのままでは北条家も後が無いなと続けた。この話から、高氏は帝の人となりを知った気がした。

右馬介は京の町歩きが楽しいようだ。そんな話よりも高氏を次の場所へと誘おうとしている。高氏がついていこうとしたとき、一人の山伏と肩がぶつかる。その瞬間、鎌倉で手当てをしてもらった彼の記憶が蘇る。ふと我に返ると右馬介がいない。はぐれたようだ。

まぁそれも丁度よいと高氏は再度あの山伏との約束事を思い出し、単身醍醐寺を訪ねた。ここで待てと入口で言われたが、好奇心から庭を歩く。そこには白い着物を召した歌をかく男がいた。また別の3人の男がやって恭しく会話をしている。白の着物の男が放った扇子が高氏の方に飛んできて、見つかってしまった。3人の男は帝の御前だと言い、高氏はその白い着物の人物が誰を知る。

3人の男性が詰め寄り高氏を問いただす。すると後方から、その者は何も問題ないと声がする。見たことのある男はかの山伏だった。日野俊基と名乗る彼は、山伏の姿はわけあっての事と話し、高氏を歓迎する。

寺に戻り日野は今ここにいる理由と「栓無きはなし」について語りだす。なんでも、長年民を蔑ろにしてきた鎌倉しいては北条家(高時、円喜)を討ちたいと言う。彼は、高氏にどう思うかと静かに尋ねる。また、公家のみでは力が弱く軍勢がいる為、鎌倉では新田にも会ったが新田や諸国のもの、また楠木も、足利が動かねば始まらないと告げられたと伝えた。楠木正成とは、河内の畿内随一の武士との事だ。立場は理解しているが、ここは京、夢語りだと思うて一度会って欲しいと依頼される。

右馬介は上杉の屋敷へ戻ると六波羅の者と鉢合わせた。そこに顔なじみがいて、彼に何をしていると聞くとこれから日野俊基を捕らえるという。

日野と高氏は、移動中淀ノ津(現:伏見区)に寄る。北条の身内で悪名高い金貸しが日野へ口利きをしてくれとたかってくる。歩いていると目の前で北条勢と楠木勢との小競り合いが始まる。楠木正季が現れその場を一喝する。楠木は日野へ六波羅の動きについて注意を促す。右馬介も現れ高氏にこの場は危険と連れ出そうとするが、高氏は不審な山伏を発見すると、着物の袖口をしばり急いで馬で駆け出した。六波羅の者に囲まれた日野を発見し救い出し難を逃れる。一連の流れより高氏は討幕の機運が高まっている事を肌で感じる。

その夜、2人は佐々木判官の屋敷を訪れる。花を生ける(立花)彼に会う、なんとも話方が豪快な人物だ。鎌倉の恩寵は受けたが、北条を倒す時だと言う。日野は先ほどの一件より、一度席を外すと出ていく。高氏も続こうとするが、佐々木に今は危険と止められる。

舞台が開き花夜叉一座の舞がはじまる。佐々木が面倒をみている一座だそうだ。高氏に真意を聞きたいと言うが、高氏は言葉を濁す。藤夜叉の歌と舞がはじまる。高氏はその姿に目を奪われる。舞が終わり、高氏の前へやってくる。二人は簡単な会話をかわし、高氏は藤夜叉へ自分の盃を渡す。芸事はまだ続く。

夜中、宴が終わり、高氏が酔いからさめると枕元に藤夜叉が座っていた。彼女は、もう門は締まり外へは出られないため今宵はお守り致すよう仰せ使っていると言う。灯が消え、二人は暗闇に沈む。

高氏が朝目を覚ます。二日酔いだ。まだ温かな桜色の召し物が残っているが、彼女はいない。それだけではなく、屋敷中には誰もいないようだ。高氏が外を見渡すと屋敷の外では六波羅の大群がうごめいていた。公家を中心とした討伐の動きが発覚した正中の変である。